高い歴史的価値
三井本館は、昭和初期を代表する事務所建築として、高い歴史的価値を認められています。新古典主義様式の堂々たる外観を持つ建物で、1998年には、大規模オフィスビルとして初の重要文化財にも指定されています。外壁を囲むコリント式の列柱や、1階営業フロアのドリス式円柱群と吹き抜け大空間、繊細な装飾の施されたインテリアなど、デザイン・施工両面において後の日本の建築界に大きな影響を与えてきました。
また、2005年には、三井本館の保存を目的とし、景観を守りながら超高層ビルを建てるという再開発のもと、隣接する敷地に地下4階、地上39階建ての「日本橋三井タワー」が誕生しました。三井本館の保存と都市再開発を両立したことが評価され、三井不動産は日本設計と共に、2005年の日本建築学賞を与えられました。また、都の「重要文化財特別型特定街区制度」の第一号の認定も受けています。
